教員プロフィール

 

◯湯本 浩之(ゆもと・ひろゆき)
 宇都宮大学大学院地域創生科学研究科教授/留学生・国際交流センター副センター長

 上智大学文学部卒業後、在中央アフリカ共和国日本大使館に外務省在外公館派遣員として2年間在勤。帰国後、現在の(認定NPO法人)国際協力NGOセンター(JANIC)事務局次長や(認定NPO法人)開発教育協会(DEAR)事務局長を歴任。立教大学大学院教育学研究科博士後期課程中退後、立教大学文学部特任准教授を経て、2013年4月に宇都宮大学留学生・国際交流センターに准教授として着任し、2017年10月より同センター教授兼副センター長。大学院の改組に伴い、2019年4月より地域創生科学研究科教授。宇都宮大学では、国際学部や地域創生科学研究科などにおいて参加型学習やアクティブ・ラーニングの理念や手法を活用して、開発教育やグローバル教育のほか、SDGsやESDに関連した授業を担当している。

 そのほか、(認定NPO法人)開発教育協会(DEAR)代表理事、(認定NPO法人)アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)理事、(公益財団法人)生協総合研究所「アジア生協協力基金」運営委員長などのほか、各地の自治体や教育委員会などが主催する市民講座や各種研修会の講師やファシリテーターを多数務めている。研究領域は、国際教育論、国際開発論、市民組織論。近著に『グローバル時代の「開発」を考える:世界と関わり、共に生きるための7つのヒント』(共編著、明石書店、2017年)、『SDGsと開発教育:持続可能な開発目標のための学び』(共編著、学文社、2016年)などがある。

シーギリヤ・ロック(スリランカ)Photo by H. Yumoto

☆地球のことば (3)

ナチスが共産主義者を連行したとき、わたしは傍観していた。共産主義者ではなかったから。
かれらが社会民主主義者を投獄したとき、わたしは黙認した。社会民主主義者ではなかったから。
労働組合員たちが連行されたとき、わたしは沈黙を守り続けた。労働組合員ではなかったから。

そして、かれらがわたしの腕を掴んだとき、抗議してくれる者は誰もいなかった。

マルティン・ニーメラー(牧師・ドイツ Martin Niemöller 1892-1984)
出典:Martin Niemöller Stiftung “Als die Nazis die Kommunisten holten…“/仮訳:湯本浩之